グランドピアノの中はどうなってるの?
生徒さんから、グランドピアノの中についてよく聞かれます。
「打楽器」
とか、
「弦楽器」
とか
「弦打楽器」
と、表現されています。
鍵盤を押し、その動きがピアノの中で複雑に動いて、白いフェルトが付いているハンマーで、「弦」を叩いて音を出しています。
それを共鳴板とかで響かせます。
大きさによって音はちがいます。
もちろん、ピアノが置いてある場所によっても、音は違います。
家の中で、防音などがされていないお部屋では、音はいろんなところに広がってしまいます。
ではホールはどうでしょうか。
同じホールでも作りによって響きが全く変わります。
話しを戻しましょう。
ピアノは、弾き方で全く音が変わります。
それを生徒さん達は、実感されていることと思います。
鍵盤を押せば音は鳴ります。
でも響きは弾く人によってちがいますし、弾き方で変わります。
その弾き方の違いを再現するために、ピアノの中は複雑になっているのです。
だから、素敵な音楽が奏でられるのですね。
指が動けばピアノは弾けると、思われている方が多いですが、それは違います。
音楽は表現です。感情です。
それを、ピアノという楽器を使って楽しむものだと思います。
指は、身体の一部ですから、筋肉を鍛えることで、必ず動きます。
でもそれでは自分が楽しめません。
いろんな感情を育てるために、いろんなものを見て、知ることも大切です。
本を読んだり、映画を観たり。
楽しまれますように。
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