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執筆者の写真田中 利加

夢の中のピアニスト vol.146 2023.12.13


落ち葉



秋から冬にかけての風の音が昔から好きでした。


今ごろになって、夏の風の音とどうして違うのか、落ち着いて考える時間が持てました。



夏の葉は、瑞々しく水分もたっぷり入っているので、重いのでしょうね。


ところが秋になると、水分が抜けて、勢いもなくなり軽くなっていく。


それで風が吹くと葉と葉が触れる音が、全くちがうのですね。


当たり前のことで、頭でなんとなくわかっていたのに、あらためて風の音を聴くと、なぜか郷愁を感じ、そこでじ~っと聞いていたくなるんです。



その葉が散って道に広がっているのを見ると、冬がくるんだと、自分に言い聞かせているみたいです。


葉が散って枯れ枝になり、その間に根が休まって、また元気になるんですね。




気候が変わりつつある地球。

変わりゆく楽しみを見つけていきたいと思っています。



今日は!明日から寒くなるというので、



ショパン作曲

エチュード 木枯らし



を聞いてみたいと思います。


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