《音楽は「イメージ」が大切》
久しぶりに日曜劇場を観ました。
『さよならマエストロ』
主演・西島秀俊×芦田愛菜
天才指揮者だった父親(西島秀俊)がいます
“ある事件”で家族も音楽も失いました。
そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘(芦田愛菜)が
地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し
親子の絆と人生を再生させていく。
とびきりアパッシオナート(情熱的)な
ヒューマンドラマ!です。
マエストロとは、指揮者の中でも有名な人につけられる称号です。
第1楽章での一番の聴き所は、マエストロが悩んでいるティンパニー担当の大学生にベートーヴェンの「運命」について、大学生の思う曲のイメージでした。
いつもお話していますように、曲にはいろんな思いが入っています。
このマエストロも大学生に
「君が思う【運命】のイメージは?」
と、尋ねました。
するとあの、「ダダダダーン、ダダダダーン」は、「おまえのせいだ、おまえのせいだ」と聞こえると伝えます。
「素晴らしい。」とマエストロが言います。
このように曲を演奏したり、歌ったりするためには、「イメージ」がとても大切です。
それがないとどんな音楽にするのか、表現が考えられません。
今回の発表会でも絵を描いてもらいます。
レッスン中に曲について一緒にいつも考えています。
どんな音になるのかは、本人次第。その音の持つ「イメージ」がしっかり自分の中に入ってくると、そういう音にしようと、練習します。そして少しでも近づいてくると、心が躍ります。
この『心が躍る』という感じを是非味わってほしいと思っています。
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