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民藝

  • 執筆者の写真: 田中 利加
    田中 利加
  • 2月23日
  • 読了時間: 3分



2025.2.22

「民藝」という言葉があります。

「民衆的工芸」の略語です。


この言葉を作ったのは、明治22年に生まれた、「柳宗悦(やなぎそうえつ)」さんです。

ロダンに憧れていた、柳宗悦さんは、白樺派の人でした。

美しいものに憧れて、そして西洋美術の紹介に務めていました。

が、あるとき、アジアの陶器に心を奪われます。

それは、「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」でした。

その健康的な美しさが、柳宗悦の心を奪い、やがて、民芸館ができて、それまで、下手物(げてもの)と呼ばれていた、民芸品から「民藝」と呼ばれるものが出てきます。

それは、


「無心の美」、「自然の美」、「健康の美」


だと柳さんは言っています。

また、


『くり返しの激しい労働によって得られる熟練した技術をともなうものである。』


という特性があるものと書いています。

そして、最も大切なことは、

「人の評判を気にするな。」

と言うことです。


自分が良いと思うものを、「良い」という心・目を持つことだと説いています。


そのために、本物を知ることが大切です。本物をたくさん知って、そして、自分もやってみて、「どれが本物かを見分ける目を持つこと」、「本物だと気づく心を持つこと」、が大切だと言っています。


音楽も全く同じですね。


良いものをたくさん知って、自分の中で何が良いのか悪いのかを感じることが大切です。


生徒さんの中には、すでに、

「YouTubeなどで簡単に弾いている様に見える人も、すごくたくさん練習してるんですよね。」

と、気づかれている人がたくさんいらっしゃいます。

その通り、で、練習なくして簡単に弾けません。

その練習の中から、心が入っている音なのか、歌なのかを自分で感じていきます。どうしても回数が必要になります。


発表会はとても良い機会だといつも思っています。1つの曲を長く練習できる機会です。その中でいろんな「気づき」に出会い、たくさん練習することで上達し、楽しくなります。


3月16日㈰スプリングコンサートでは、ゲストをお招きしています。

オーボエ奏者の「花田朋子」さんです。

プロフィール

「武蔵野音楽大学器楽科卒業

在学中、インゴ・ゴリツキー、ローラント・スモールの両氏にオーボエ及び室内楽を学ぶ。第34回西日本新人演奏会に出演。現在、室内楽、オーケストラの客員など、フリーで幅広く活躍している。県立佐賀北高等学校芸術コース音楽科非常勤講師を経て、吹奏楽界を中心に後進の指導にもあたっている。大倉安幸、河野剛、吉成行蔵の各氏に師事。九州管楽合奏団、福岡サロンオーケスラ、は~とけあQuartet、長崎OMURA室内合奏団メンバー。」


また、

『オーボエとピアノのための曲』を、左手のピアニスト館野泉さん(日本の有名なピアニスト)と、世界各地で公演を行っています。

昨年夏、私と一緒にコンサートしましたので、沢山の方が聴いてくださいましたが、知らない曲ばかりだったと思いますので、今回は、有名な曲を楽しんでいただこうと思います。


『愛の挨拶』

『ガブリエルのオーボエ』

『サン・サーンスのオーボエソナタ2楽章』


研鑽を積まれた素敵な音楽をお届けいたします。

是非、聴いてくださいね。

 
 
 

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