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夢の中のピアニスト Vol.122 葡萄

  • 執筆者の写真: 田中 利加
    田中 利加
  • 2021年8月9日
  • 読了時間: 1分

朝、まだ蝉も起きてなくて、静かな一日の始まりに玄関のドアを開けると太陽の光も薄暗いなか、夏草の匂いが一面に広がります。


「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」


ふと、松尾芭蕉の一句が頭に浮かびます。

時はすでに立秋を過ぎました。

なんともいえない夏草の匂いは郷愁もあり、また、秋へと向かう季節の移り変わりを感じます。


源義経が兄 頼朝に追われて奥州の平泉、金鶏山にたどり着き力尽きるのは、芭蕉が訪れる500年も前のこと。

時の流れの速さに、驚かされますが、夏草は変わらないのだと、今朝、草の匂いを嗅いで思いました。


今日は葡萄の歌をご紹介します。


『葡萄の歌』

2013年

全国音楽コンクール予選(Nコン)

自由曲

https://youtu.be/aFXtBfxPGFk

作曲者:湯山 昭

作詞者:関根 榮一


暑い夏を乗り切りましょうね。





 
 
 

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