夢の中のピアニスト Vol.141
- 田中 利加
- 2023年3月27日
- 読了時間: 2分


「スプリングコンサート(発表会)」
2023年3月26日㈰
宗像ユリックス ハーモニーホールにて、盛会のうちに終わることができました。
生徒の皆さまはとても素晴らしい演奏をしてくださいました。
ゲストにお迎えした、ヴィオラ奏者の小坂ゆかりさんと、ピアニストの本多一江さんのブラームスは心に響く演奏で、生の演奏をあまり聴いたことがない小さな生徒さんも感動していました。
さて、舞台に立って発表するだけが、発表会ではありません。
曲を決め、譜を読み、永く弾き続けていると、作曲者のこと、その曲を作った時の様子などがわかるようになります。
今回もみなさん、曲のお話を作り、絵も描きました。
するとそんな情景が見えてくるから不思議です。
もっと弾いていくと、あるとき「フッと気持ち良くなった」という瞬間が来ます。
これがとても気持ちいいのです。
「ああ、音楽していて良かった」
と思える瞬間。
ピアニストの反田 恭平さんは、「クラシックTV」で、
「ラフマニノフの最後の音は、『ラフマニノフ』って聴こえるんです。」
と言われていました。
ピアニストの小曽根 真さんは、
「ああ、この音、この音が気持ちいいんだよね。ずっと聴いていたくなる。」
と弾きながら思うと話されています。
そうなんです。自分がとても気持ち良くなるんです。
それをたくさんの人に知ってもらいたくて、レッスンでお伝えしています。
今回の発表会で、そういうことを感じてくれた生徒さんが、何人もいました。
それが何より嬉しいです。
また、私も精進していきたいと思います。
(写真は生徒さんが描いてくれた自分の曲のイメージです)
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