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夢の中のピアニスト Vol.124

  • 執筆者の写真: 田中 利加
    田中 利加
  • 2021年10月26日
  • 読了時間: 3分

大谷翔平選手。

今や彼を知らない人はいないぐらい、有名な野球選手ですね。今年は素晴らしい成績を上げ、世界から注目されました。


今日はその大谷選手の特集番組を観て、感じたことを書きたいと思います。


10月24日㈰にNHKで放送されました、


「NHKスペシャル 『大谷翔平 ~2021 超進化を語る』」


という番組です。

私は、大谷翔平さんが、花巻東高校のピッチャーとして出てきたときのイメージが今も残っています。160Km/hのボールを投げることができる、背が高くて細い選手でした。

でも甲子園での高校野球は大好きですが、プロ野球をほとんど観ないので、その後どうなったのかよく知りませんでした。

ただ、日本ハムからアメリカに言ったのは記事で読んでいましたが、それ以上のことは全く知りませんでした。


今年、話題に上がるようになり、びっくりしたものです。


今回NHKの番組を観て、大谷翔平という選手についてあらためて感動させられました。


社会人野球をしていたお父さんに教えられて小学生の時に始めた野球。

中学卒業までは、お父さんが率いるチームで強くなっていきました。

そのお父さんが、息子である大谷翔平選手との交換日記が公開されました。


そこには、試合の反省、それに対するお父さんの言葉が2年間にわたって綴られたそうです。


その中に上の写真にある


「一生けんめいに元気声をだす

 一生けんめいにキャッチボールをする

 一生けんめいに走る

東北のチャンピオン!」(原文のまま)


と書かれています。その言葉を今もとても大切にしていると言います。


彼は、2018年にロサンゼルス・エンゼルスに行きます。でもその後あまり成績は良くありませんでした。肘の手術、その後、膝を痛めたりして、なかなか思うように結果が出ません。

不調であえぐ中、彼は必死でトレーニングに励んだそうです。手術後のリハビリはかなり厳しく(痛く)、なかなかボールもバットも持てない日々が続いたようです。その中、できることを一生懸命していた様子が映し出されていました。


下半身の強化は彼のホームランの数に結果が出ました。

ピッチングは、最新の器具を使いながら、どんな投げ方が良いのかを模索し、いろんな重さのボールの《壁うち》から、自分の状態を知っていったそうです。この《壁うち》というとても当たり前の練習は、今シーズン中も試合の合間や試合の始まる前までも、続いているということです。


「すぐにはわからないことも、続けていくことで、わかってくることがあります。」


そう彼は言いました。


長い年月多くの人たちが、試してきた「基本」はやはりとても意味があるものだと思っています。


花巻東高校時代、初めて父以外の方、佐々木洋監督からの指導で、


「先入観は可能を不可能にする」


と言う言葉をもらい、心に刻んでいるそうです。

彼は、プロ野球という世界で仕事をするためには、「使える選手」じゃないといけないときっぱりと言っています。だから今年は崖っぷちの年だったのです。

ものすごい緊張の中での彼の笑顔は、誰よりも一生懸命に励んだ練習の成果だったんですね。


お父さんからの「一生懸命」と言う言葉は今も、大谷選手の試合に表れています。


練習というのは、大きな目標に向かうための手段です。

ですからその中にはたくさんの失敗があります。また、失敗があってこそ次に進めると思っています。

大谷選手のお父さんは、失敗しても叱ることはなかったが、一生懸命しなかったことにはとても厳しかったと言っていました。

私も失敗を畏れず、前に進んでいきたいと思います。


#大谷翔平

#一生懸命

#失敗を畏れない

#練習しよう

#前に進もう

 
 
 

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