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『夢の中のピアニスト』       Vol.135     2022/09/06

  • 執筆者の写真: 田中 利加
    田中 利加
  • 2022年9月6日
  • 読了時間: 4分

9月に入りました。

台風が接近し、通り過ぎましたが、宗像市は被害も無かったようで、ホッとしています。

『秋』と言えば、『芸術の秋』と言われるように、芸術という言葉が似合う季節になりました。


『芸術』っていったい何なのでしょうか。


いろんな方がいろんな言葉で「芸術」を表現しています。

捉え方は人様々ですね。ちょっと言葉を拾ってみました。


美術家の言葉を拾ってみました。


l 「芸術は爆発だ」-岡本太郎(美術家・芸術家 太陽の塔などが有名)

l 「芸術は恋愛だ」-横尾忠則(イラストレーター他)

l 「芸術は真実を言う嘘だ」-ピカソ(画家)

l 「芸術はコミュニケーションだ」-千住博(画家)

l 「芸術は愛だ」-中野陽介(画家・会社員・路上ワーカー 福岡県出身)


では音楽家の言葉を拾ってみます。


l 「音楽には癒しの力がある。何時間かほど、人を自分自身の中から解放できる力があるんだ」-エルトン・ジョン(ピアノロックというジャンルを確立した)

l 「僕の場合、気分が落ち込んだり、憂鬱な気分になったりしたときは、それについての曲を作るとそういう状態から自分が救い出されたように思う。少なくとも、良くない体験からポジティブな体験を引き出すことができる」―エド・シーラン(シンガー・ソング・ライター)

l 「音楽が必要なとき、それはすぐそばにあるし、その目的を叶えてくれる」―ヨハン・ヨハンソン (作曲家)

l 「音楽は命そのものだ」―ルイ・アームストロング(ジャズ・トランペット奏者)

l 「音楽には良い点がひとつある。音楽に胸を射貫かれても、痛みを感じないんだ」― ボブ・マーリー (レゲエ・ミュージシャン)

l 「音楽を演奏するたびに、それは新しいものになる。現在と過去と未来がすべて組み合わさる。私はそれを至高の瞬間と呼んでいる。それが至高の瞬間になるのは、演奏の状況と観客のおかげ。演奏する側はその瞬間を考えなければならない。-フィリップ・グラス(作曲家 美女と野獣など)

l 「音楽は、たくさんの人にたくさんのものをもたらしている。音楽は、人や物を運んでくれる。人を何年も前に連れていってくれる。自分の人生で何かが起きた瞬間に連れていってくれる。心を高揚させ、励まし、力づけてくれる」―アレサ・フランクリン(ゴスペルシンガー)

l 「音楽は、心の中に入ってくるわけではない。既に心の中に存在するのである。音楽はそこにあるものを単に表にさらけ出し、必ずしも自分の中にあるとわかっていなかった感情をその人に気付かせる。そして人を目覚めさせる。ある種の再生になるのだ」―マット・ヘイグ(文筆家)

l 「誰にでも可能性はある、私も最初はゼロだった。1%の才能と99%の継続、努力し続けることで今の自分がある。」-安室奈美恵(シンガー)



誰でも知ってる音楽家の言葉を拾ってみます。

l 「音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である。」-ベートーヴェン

l 「音楽のドラマを伝えるためには演奏家は役者であるべきであり、音楽を感じ、顔と身体で感情を表現しなければならない。」-ベートーヴェン

l 「音楽は自らの人生であり、人生は音楽である。」-モーツァルト

l 「自分の耳が許す音だけが音楽である。」-ショパン

l 「音楽の唯一の目的は、神の栄光のためと人々の心の癒しである。」-J.S.バッハ

l 「音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。そこにおいては魂が魂に話しかける。」-J.S.バッハ


いかがでしょうか?

なにか心に響いた言葉がありましたか?


私が芸術を語るなんておこがましいと思っています。上に書いてあるような方々の言葉は、誰もが知っている言葉ですね。私が語るのも変な話ですが、いままでいろんなことを考えてきて、「生きている」自分を表現することが『芸術』だと思っています。


自分が浸れる場所が音楽であったり、文学であったり、美術であったりした人が、それを伝えようとしてできるものが、芸術なのかもしれません。


小澤征爾さんは、「自分もそうだが、親に言われて嫌でも練習しているうちに、そこに自分の気持ちを移せる場所を見つけて、そのまま芸術家になる人が多い。」と言われていますが、私もその一人です。


人生には、『ご縁』があると思います。

そして、好きになる事から始まるのだと思います。



今日は秋に聴きたくなる、私の大好きな映画『カサブランカ』より

『As Time Goes By』

を聴いてみてください。初めは映画の紹介ですが、1分23秒ぐらいから歌が流れます。




プロフィールはこちらです。

https://cherry-talking-room.wixsite.com/tanaka-rika/biography


 
 
 

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