夢の中のピアニスト Vol.131 2022年7月6日
- 田中 利加
- 2022年7月6日
- 読了時間: 2分

明日は『七夕』ですね。
皆さんは、笹に飾りをつけて、何かお願い事をしたのでしょうか?
『七夕』を『たなばた』と呼ぶのも不思議な気がします。
そして、なぜ『笹(竹)』なのでしょう?
『七夕』の行事が始まるよりずっと以前から、笹(竹)は神聖なものとして古くから大切なものとして扱われて来たといわれています。
竹は丈夫で、繁殖力も強い植物です。
生命力と神秘性を兼ね備えた笹は昔から神事などに使われてきたようです。
笹の葉の擦れ合う音は、神様を招くとされてきました。
そのため『七夕』の願い事も神聖な笹(竹)に吊るすようになったようです。
五(ごしき)色の短冊!
「五色」という言葉は、歌「たなばたさま」の歌詞の2番に
出てきます。
これは中国の陰陽五行説にちなんだもの。(古い占いです)
五色の青、赤、黄、白、黒は”この世のすべてのものの根源である”という意味があるそうです。この五色は、日本の歴史や文化にも深くかかわっています。
青=木
赤=火
黄=土
白=金
黒=水
(週の曜日になっていますね)
さて、私たちが良く知っている『織姫様と彦星』のおはなしを思い出してみましょう。
牛の世話をしていた彦星と結婚した織姫様は、中国では最上級の神様と呼ばれる【天帝】の娘です。
二人は仲良く、仕事もせず遊んでいました。
その結果、牛は瘦せてしまい天の神さまは怒り、二人を天の川の東と西に離します。
離したあとは余計仕事が捗(はかど)らず、牛は病気になってしまいました。
そこで天の神さまが一日だけ会える日(7月7日)を作ったというおはなしです。
七夕の夜空で、一年に一度、二人は仲良く遊んでいるのでしょう。
七夕とは、日本では7月7日に『棚機(たなばた)』という行事がもともと行われていたことや、中国から『乞巧奠(きっこうでん)』(織姫様にあやかって、機織りや裁縫が上手になるように願ったお祭り)という行事が日本に伝わったことなどが合わさってできた行事だそうです。
さぁ、夜空を見上げてみましょう。
夏の大三角形が見えますよ。
夏の大三角は、《こと座のベガ》が【織姫様(織女星)】、《わし座のアルタイル》が【彦星(牽牛星)】、《はくちょう座のデネブ》が二人をとりもつ【カササギ】です。
明日の夜は、星が見えると良いですね。
今日の音楽は、癒やしの音楽が集められた「YouTube」から
『くつろぎのためのクラシック音楽、ストレスリリーフ音楽』
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